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「たんぱく質を多く摂ると痩せる?」
「ダイエット中は1日何g必要?」 「鶏むね肉ばかり食べればいい?」 「プロテインを飲むと太る?」 ダイエットや筋トレについて調べると、必ずといっていいほど出てくるたんぱく質。 最近では、 高たんぱく。 プロテイン。 PFCバランス。 ボディメイク。 といった言葉も一般的になりました。 たんぱく質は確かに、筋肉だけでなく、 皮膚。 髪。 血液。 酵素。 ホルモン。 など身体のさまざまな部分を構成する重要な栄養素です。 一方で、 「たんぱく質を増やせば、それだけで体脂肪が減る」 というほど単純ではありません。 今回は、たんぱく質とダイエットの関係、1日の目安量、満腹感や筋肉との関係、食品の選び方まで詳しく解説します。 そもそも、たんぱく質とは?たんぱく質は、炭水化物・脂質と並ぶ三大栄養素の一つです。 食事から摂取したたんぱく質は消化され、主にアミノ酸へ分解されます。 その後、身体では必要に応じて、 筋肉。 皮膚。 臓器。 血液。 酵素。 ホルモン。 などの材料として利用されます。 つまり、 たんぱく質=筋トレをしている人だけの栄養素ではありません。 誰にとっても必要な栄養素です。 たんぱく質は1日に何g必要?「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、たんぱく質の推奨量として、例えば18~64歳では、 男性:1日65g 女性:1日50g が設定されています。 65歳以上の男性では1日60g、女性では50gが推奨量です。年齢や妊娠・授乳などによって必要量は異なります。(mhlw.go.jp) ただし、 「65g摂れば全員に最適」 という意味ではありません。 体格。 年齢。 運動量。 健康状態。 減量中かどうか。 などによって、適した量は変わります。 たんぱく質を摂ると痩せる?ここが一番気になるところです。 高たんぱく食と体重については多くの研究があります。 43件のランダム化比較試験を含む系統的レビュー・メタ解析では、たんぱく質の割合を高めた食事で、対照食と比較して平均的に体重管理へ小さな好影響がみられました。(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov) ただし、 たんぱく質そのものに脂肪を溶かす作用があるという意味ではありません。 高たんぱく食で体重管理に差が出る理由として、 満腹感。 食事内容の変化。 筋肉量の維持。 エネルギー摂取量の変化。 など、複数の要因が考えられます。 高たんぱく食は満腹になりやすい?たんぱく質と食欲についても研究されています。 過体重・肥満の成人を対象とした系統的レビューでは、高たんぱく食によって満腹感が高まった研究が複数報告されています。 ただし研究ごとの差も大きく、エビデンスの確実性は高いとは言えません。(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov) 別のランダム化試験をまとめた解析でも、短期的にはたんぱく質摂取によって空腹感が低下し、満腹感が増える傾向が確認されています。一方、長期的な影響については結果が一貫していません。(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov) つまり、 たんぱく質を摂れば必ず食欲が消える わけではありません。 なぜダイエットでたんぱく質が重視される?大きな理由の一つが筋肉量の維持です。 体重を減らすときは、必ずしも体脂肪だけが減るわけではありません。 食事制限の内容によっては、筋肉などの除脂肪組織も減少する可能性があります。 2024年の47研究・3,218人を対象としたメタ解析では、過体重・肥満の成人が減量する際、たんぱく質摂取量を増やしたグループでは筋肉量の減少を抑えやすい傾向が確認されました。(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov) そのためダイエットでは、 体重を減らすことだけではなく、 できるだけ筋肉を維持することも重要です。 筋肉を減らさないためには、たんぱく質だけでいい?いいえ。 筋肉を維持するには、 十分なたんぱく質。 必要なエネルギー。 筋力トレーニング。 睡眠。 休養。 などを組み合わせることが重要です。 筋トレと食事のタイミングについては、「筋トレ前後の食事は何を食べる?タイミング・たんぱく質・糖質をわかりやすく解説」でも詳しく解説しています。(celen.co.jp) ダイエット中なら筋トレもした方がいい?体重だけを減らすことが目的なら、食事によるエネルギー調整でも体重は変化します。 しかし、筋肉をできるだけ維持しながら身体を整えたい場合、筋力トレーニングを組み合わせる意味があります。 2022年の系統的レビューでも、減量中の除脂肪量維持には運動、とくに筋力トレーニングと十分なたんぱく質摂取を組み合わせる重要性が示されています。(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov) 有酸素運動と筋トレの違いは、「有酸素運動と筋トレはどっちが痩せる?ダイエットで知っておきたい違いと組み合わせ方」で詳しく解説しています。(celen.co.jp) たんぱく質を増やせば増やすほど痩せる?いいえ。 これは非常に重要です。 たんぱく質にもエネルギーがあります。 1gあたり約4kcalです。 例えば、 鶏肉。 卵。 チーズ。 ナッツ。 プロテインドリンク。 などを今までの食事に大量に追加すれば、当然一日の摂取エネルギーも増えることがあります。 つまり、 いつもの食事+大量のたんぱく質 にすれば、自動的にダイエットになるわけではありません。 食事全体の量やバランスを見る必要があります。 「高たんぱく=低カロリー」ではない食品によっては、 たんぱく質 と同時に、 脂質 も多く含みます。 例えば、 脂身の多い肉。 一部のチーズ。 加工肉。 ナッツ。 など。 どれも食べてはいけない食品ではありませんが、 「たんぱく質が多いから無制限に食べても大丈夫」 とは考えないようにしましょう。 たんぱく質が多い食べ物は?代表的なたんぱく質源には、 肉。 魚。 卵。 牛乳。 ヨーグルト。 チーズ。 豆腐。 納豆。 大豆。 豆類。 などがあります。 動物性食品だけにする必要はありません。 動物性・植物性のさまざまな食品を組み合わせることで、食事の幅も広がります。 鶏むね肉ばかり食べればいい?ダイエットでは鶏むね肉がよく登場します。 比較的高たんぱくで、部位や調理方法によって脂質を抑えやすいため便利な食品です。 しかし、 毎日すべて鶏むね肉にする必要はありません。魚。 卵。 豆腐。 納豆。 ヨーグルト。 赤身肉。 などを組み合わせましょう。 食品によって含まれるビタミン・ミネラル・脂質なども異なります。 魚もたんぱく質源になる?もちろんです。 魚にはたんぱく質だけでなく、種類によってはn-3系脂肪酸なども含まれています。 肉と魚のどちらか一方だけに固定する必要はありません。 食事の中でさまざまなたんぱく質源を取り入れる方が現実的です。 卵はダイエットに使える?卵も質のよいたんぱく質を含む食品です。 ゆで卵。 卵焼き。 目玉焼き。 スープ。 など、さまざまな食べ方があります。 ただし、 「卵だけ食べるダイエット」 のように一種類の食品へ偏る必要はありません。 野菜や主食なども含め、食事全体を整えましょう。 大豆・豆腐でもたんぱく質は摂れる?摂れます。 例えば、 豆腐。 納豆。 豆乳。 大豆。 枝豆。 なども植物性たんぱく質源です。 肉や乳製品を食べない人でも、植物性食品を組み合わせることでたんぱく質を摂取できます。 ただし完全菜食の場合には、たんぱく質だけでなくビタミンB12、鉄など他の栄養素にも配慮が必要です。 プロテインとは?日本では「プロテイン」というと、粉末を水や牛乳に溶かしたサプリメントを意味することが多くなっています。 しかし英語のproteinは、 たんぱく質 そのものです。 プロテインパウダーは、 乳由来のホエイ。 カゼイン。 大豆由来のソイ。 えんどう豆由来。 など、食品からたんぱく質を抽出・加工した製品です。 プロテインを飲むと太る?プロテインだから特別に太るわけではありません。 ただし、プロテインにもエネルギーがあります。 例えば、 いつもの食事で十分なエネルギーを摂っている。 さらに毎日プロテインを数杯追加。 その他の食事量は変わらない。 となれば、総摂取エネルギーが増える可能性があります。 逆に、 朝食を抜いている。 筋トレ後に食事がすぐ取れない。 食事だけではたんぱく質を確保しにくい。 という人には便利な場合があります。 プロテインは「飲めば痩せるもの」ではなく、たんぱく質を補う食品の一つと考えましょう。 プロテインを飲まないと筋肉はつかない?そんなことはありません。 普段の食事から必要なたんぱく質を摂取できていれば、プロテインパウダーが必須というわけではありません。 肉。 魚。 卵。 乳製品。 大豆製品。 などからも十分摂取できます。 プロテインは、 持ち運びやすい。 調理が不要。 量を調整しやすい。 といった便利さがあるだけです。 1回に大量にたんぱく質を摂ればいい?夕食だけで一日のたんぱく質のほとんどを摂るより、 朝。 昼。 夜。 など複数回に分ける考え方があります。 特に運動をしている人では、たんぱく質を一日を通して分散して摂取する方法がスポーツ栄養でも用いられています。 ただし一般の人が、 「3時間ごとに正確に○g」 と神経質になる必要はありません。 まずは、 毎食何かしらのたんぱく質源が入っているかを確認する程度でも十分です。 朝食でたんぱく質を摂るなら?朝食が、 パンだけ。 ごはんだけ。 果物だけ。 になっている場合は、 卵。 ヨーグルト。 牛乳。 豆乳。 納豆。 豆腐。 などを一品足す方法があります。 完璧な朝食をつくる必要はありません。 一品追加するだけでも、食事のバランスは変わります。 ダイエットで「糖質を減らしてたんぱく質を増やす」は正解?極端に考えないことが大切です。 炭水化物も身体にとって重要なエネルギー源です。 特に運動をする人では、糖質を極端に制限するとトレーニング中に力が出にくくなる場合があります。 たんぱく質を増やすために、 ごはん。 パン。 麺。 果物。 などをすべて排除する必要はありません。 食事全体のバランスを見ましょう。 たんぱく質だけ食べるダイエットは?おすすめできません。 たんぱく質食品だけでは、 食物繊維。 一部のビタミン。 ミネラル。 炭水化物。 などが不足しやすくなります。 野菜。 果物。 穀類。 いも類。 豆類。 なども組み合わせることが大切です。 ダイエット中は食物繊維も一緒にたんぱく質を意識するあまり、 肉と卵ばかり。 野菜がほとんどない。 という食事になっていないでしょうか。 ダイエット中でも食物繊維は重要です。 野菜。 豆類。 きのこ。 海藻。 果物。 全粒穀物。 などを一緒に取り入れましょう。 食物繊維については、「食物繊維はダイエットに効果ある?1日の量・多い食べ物・水溶性と不溶性をわかりやすく解説」でも詳しく解説しています。(celen.co.jp) 夜にたんぱく質を食べると太る?たんぱく質だから夜なら太る、朝なら太らない、という単純な仕組みではありません。 体重管理では、 一日の食事量。 食事内容。 活動量。 生活リズム。 などが関係します。 就寝直前に大量の食事をして胃が重くなる人は、食べる量や時間を調整した方がよい場合があります。 しかし、 「夜だからたんぱく質は一切食べない」 という必要はありません。 睡眠不足だと食生活も乱れやすいダイエットでは、たんぱく質量だけでなく睡眠も重要です。 睡眠不足では食欲や摂取エネルギーが増える可能性が研究されています。 「高たんぱく食にしたのに間食が止まらない」 という場合、食事だけでなく睡眠や生活リズムを振り返ってみることも大切です。 詳しくは、「睡眠不足だと太る?睡眠時間・食欲・ダイエットとの関係をわかりやすく解説」をご覧ください。(celen.co.jp) ダイエット中にたんぱく質を増やす簡単な方法毎日食事を完全に作り直す必要はありません。 例えば、 朝:パンだけ → ヨーグルトや卵を追加 昼:麺だけ → 卵・鶏肉・豆腐などを追加 夜:ごはんと野菜だけ → 魚や大豆製品を追加 間食:お菓子だけ → 必要に応じてヨーグルトなども選択肢にする といった方法があります。 「大量に追加する」のではなく、「不足している食事を整える」という考え方が大切です。 減量中は高たんぱくにすれば筋肉は絶対減らない?いいえ。 たんぱく質を十分摂っていても、 極端なエネルギー不足。 運動不足。 長期間の急激な減量。 などでは筋肉が減少する可能性があります。 研究では高めのたんぱく質摂取が減量中の筋肉維持に役立つ可能性が示されていますが、筋力トレーニングなども重要です。(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov) たんぱく質だけを「筋肉を守る魔法の栄養素」と考えないようにしましょう。 体重が減らないなら、もっとたんぱく質を増やす?必ずしもそうではありません。 体重が減らない理由には、 一日の摂取エネルギー。 間食。 飲み物。 活動量。 睡眠。 短期的な水分変動。 など、さまざまな要因があります。 「たんぱく質が足りないから痩せない」 と決めつけず、食生活全体を確認しましょう。 腎臓の病気がある場合は?ここは重要です。 慢性腎臓病などがある場合、必要なたんぱく質量は健康な人とは異なることがあります。 NIDDKは、CKDでは腎機能や治療内容に応じてたんぱく質量を調整する必要があり、医療専門家や管理栄養士と相談することを勧めています。透析中の場合は逆に必要量が増えるケースもあります。(niddk.nih.gov) そのため、 腎臓の病気がある。 医師から食事指導を受けている。 治療中である。 という方は、自己判断で高たんぱく食へ変更しないでください。 「高たんぱく」という言葉だけで商品を選ばない最近では、 高たんぱくパン。 高たんぱくヨーグルト。 プロテインバー。 プロテインドリンク。 など、多くの商品があります。 便利ですが、 糖質。 脂質。 食塩。 総エネルギー。 その他の栄養成分。 も商品ごとに違います。 「PROTEIN」と書いてあるだけで自動的にダイエット食品になるわけではありません。 栄養成分表示を見る習慣もつけましょう。 まとめたんぱく質は、 筋肉。 皮膚。 臓器。 血液。 酵素。 ホルモン。 などをつくる、身体に欠かせない栄養素です。 「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、18~64歳の場合、男性65g・女性50gが1日の推奨量として示されています。(mhlw.go.jp) ダイエットでは、高めのたんぱく質摂取によって、 満腹感。 体重管理。 減量中の筋肉量維持。 などに一定のメリットがみられる研究があります。(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov PubMed しかし、 たんぱく質を摂れば自動的に痩せるわけではありません。 大切なのは、 食事全体。 適切なエネルギー量。 筋力トレーニング。 有酸素運動。 睡眠。 そして継続です。 鶏むね肉だけ。 プロテインだけ。 高たんぱく食品だけ。 に偏るのではなく、肉・魚・卵・乳製品・大豆製品などを組み合わせながら、野菜・果物・穀類なども含めた食生活を整えていきましょう。 CELEN 毎日の健康と美容を、 もっとシンプルに。 Does Protein Help With Weight Loss? Daily Intake, Food Sources and Muscle Explained“Does eating more protein help you lose weight?” “How much protein do you need each day?” “Will protein shakes make you gain weight?” Protein is an essential nutrient used throughout the body. It provides amino acids needed for muscle, skin, organs, enzymes, hormones and many other structures. However, eating more protein does not automatically cause body fat to disappear. How Much Protein Do Adults Need?Japan's 2025 Dietary Reference Intakes recommend approximately 65 g per day for men aged 18–64 and 50 g per day for women in the same age range. Individual needs can vary depending on age, body size, physical activity and health status. Can Higher Protein Intake Support Weight Management?Research suggests that higher-protein diets may have modest benefits for body-weight management in some adults. Possible explanations include greater fullness, changes in overall food intake and better preservation of lean mass during weight loss. However, protein should not be viewed as a fat-burning nutrient. Protein and FullnessSome studies suggest that higher protein intake may increase feelings of fullness. The effect varies between individuals and between study designs. Protein does not eliminate hunger for everyone. Why Is Protein Important During Weight Loss?Weight loss does not always come entirely from body fat. Lean tissue can also decrease. Research suggests that adequate or moderately higher protein intake, especially when combined with resistance exercise, may help preserve muscle mass during weight loss. Do You Need Protein Powder?No. Protein can be obtained from regular foods such as: meat, fish, eggs, milk and yogurt, soy foods, beans, and other foods. Protein powder can be convenient, but it is not required if your diet already provides enough protein. Does Protein Make You Gain Weight?Protein still provides energy. Adding large amounts of protein foods or shakes on top of an already adequate diet may increase total calorie intake. The overall eating pattern matters. Do Not Eliminate CarbohydratesCarbohydrates are an important energy source. There is no need to completely remove rice, bread, pasta or fruit simply because you want to increase protein. A balanced eating pattern is usually more sustainable. Combine Protein With ExerciseStrength training provides a stimulus for maintaining and building muscle. Protein provides the amino acids the body uses to build and repair tissue. Neither replaces the other. Kidney Disease Requires Individual AdvicePeople with chronic kidney disease may need a different protein intake depending on kidney function and treatment. Anyone receiving medical nutrition advice should follow guidance from their healthcare professional or dietitian rather than independently switching to a high-protein diet. SummaryProtein is essential for health and can play a useful role during weight management. Higher protein intake may help with fullness and preservation of muscle during weight loss in some people. But: protein is not a shortcut to fat loss. A sustainable approach still includes balanced nutrition, physical activity, strength training, sleep and long-term consistency. CELEN Making everyday health and beauty simpler.
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